社長、パリへ行く  ~ パリ後編 ~

ハリマニュース2024-vol.21_社長パリに行く 旗

6月の渡仏から約半年。「ニュースレター読んだよ!」というお声掛けを頂ける場面が多々あり、大変嬉しく思っております。パリでの様々な出来事を消化し、海外戦略を見つめ直すのに少々時間を要してしまいましたが、本号で「パリ後編」をお届けしたいと思います。

ハリマニュース2024-vol.21_社長パリに行く ステーキフリット

- 襖は「壁」だった
矢島照子アドバイザー(前号にてご紹介)が訪問先の開拓を精力的に行ってくださったお陰で、日に3~4件の訪問が叶いました。日本から持ち込んだサンプルをとても喜んで頂けた先もあれば、「紙」という素材を建具や建材に使用することに懐疑的な方々もいらっしゃいました。最も驚いたのは、フランスには襖を「絵が描かれた壁」だと思っている人が大勢いたことです。和室や茶室の実物、あるいは映像を見たことがある人というのは世界中に沢山いるものと思いますが、襖については壁だと思っている場合があるということです。これはかなり衝撃的な出来事でした。外国、恐るべし!

- 世界で戦う襖屋
ハリマ産業は自身の強みとビジネスモデルについて今一度熟考する必要があります。日本で最高級品と言われる品物であっても、パリの人々にとっては数多ある商品の中の1つという位置付けに過ぎず、なんら特別扱いはありません。品質や価格、コストなど、条件が合わなければ無理して関係を築こうとはしません。ビジネスに対する厳しい姿勢を目にし、ニーズに応える何でも屋ではまず利益がでないことがよく理解できました。

いまは外国語でメールを書くだけで精一杯のハリマ産業です。日々、梱包コスト、船便や航空便の運賃、価格設定などの調整作業に追われています。しかし、この地道な作業の積み重ねが「慣れ」を生み、自分たちで出来ることが増えるということが、利益の出し方そのものであると感じてきております。

ハリマニュース2024-vol.21_社長パリに行く Hermès

昨年6月に渡仏した際の訪問先とは今でもやり取りが続いており、海外向けホームページへの問い合わせもちょこちょこと入るようになっております。アメリカ、ドイツ、フランスなど、様々な国からの問い合わせに毎回必死になって対応している状況です。国外からの問い合わせには希望を感じます。また同時に、海外で結果を出すにはそれなりの時間がかかるとも感じます。トライアンドエラーの繰り返しが続きます。市場についても更なる検討を続ける必要があります。ですが、いつかは誰もやったことのない「襖の世界進出」を成功させたいという思いを強く抱いております。


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