平成17年7月15日、ハリマ産業は天皇陛下行幸の栄誉を賜りました。
中川昭一経済産業大臣、望月晴文中小企業庁長官、高橋武秀関東経済産業局長、堂本暁子千葉県知事、川井敏久松戸市長と共に社員とその家族が出迎える中、午後3時33分、天皇陛下はハリマ産業本社工場に御到着されました。喜びと緊張に包まれながら、弊社社長より行幸へのご挨拶を申し上げました。
三階で御休息の後、ハリマ産業より弊社「設立」の経緯、行政及び政府系金融機関による支援体制をご説明申し上げ、続いて襖の基本構造と原理に基づく製造工程をご説明申し上げました。
その後、江戸からかみの木版刷り実演をご見学され、三階の工場フロアーにおいては襖芯材の製造工程と障子の仕上げ工程を、二階工場フロアーでは、襖製造の全工程を御視察頂きました。
ご視察中、陛下より随所で励ましのお言葉を頂戴致しました。弊社社員の心に日々の地道な努力が思い起こされ、仕事への誇りと大きな感動をも頂戴致しました。
陛下は、「千年続く襖の歴史と伝統を、新しい視点と技術で受け継ぐ」という弊社の姿勢に、ご興味をお示しになりました。
弊社社員とのご懇談の場では、襖の製造から取付け工事、更には営業に至るまでの細かな努力と苦労に対して、温かい励ましのお言葉を頂戴致しました。
午後5時01分、天皇陛下は還幸されました。
冷めやらぬ緊張と喜びに、社員一同、
決意を新たにした一日となりました。