2021年から継続中の5Sですが、最近になって目に見える成果が出始めております。工場全体の大掛かりなレイアウト変更に始まり、人とモノの動きを徹底的に分析し最適化を行ってきました。混在していた襖の生産ラインとドアの生産ラインの完全分離や、日々の生産量に応じた人員調整など、やるべきことを真っ当にやってきた2年間でした。ここにきて生産効率が向上し、日の生産量が上がってきています。DXの一環として行ってきた工場負荷の均一化も徐々に浸透し、受注獲得に意欲的に取り組めております。継続してご支援を頂いている5Sの専門家である我妻隆吉先生によれば、「目に見える改革は比較的実行し易いもの。難しいのは、従業員の心の抵抗である」とのこと。
「改善」をこれまでを否定するものだと考えると、確かにそうかも知れません。ハリマ産業はこの先、生産改革によって強い会社となり、どなたからも信頼していただける会社になっていく必要があります。何より品質に重きをおき、お客様のご期待に応えたいと考えております。そのためには、ときに厳しい姿勢を貫くことも厭わず、前進していく覚悟でおります。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。