インクジェットプリンター

2018年 ハリマニュース第3号 インクジェットプリンターで印刷されたふすま紙

昨今、海外では壁紙デザイナーが急増している。これまでデザイナーたちの躍進を阻んできたのは「最少印刷部数」という機械的なハードルだった。何枚売れるか分からないのに一度に大量印刷しなければならないという機械的な条件は、販売ルートが限られている個人デザイナーにとって高い壁であったのだ。

そこに朗報。業務用インクジェットプリンターが個人レベルで手に入るようになったのだ。これは「1枚から印刷できる」ことを指す。版は不要となるので、デザインデータを好きなだけ作り必要な分だけ印刷すれば良い。とっても欲しい。

しかしながら、これをすぐさま襖紙に応用することは難しい。誰もがスマホを持つ時代になったように技術はいずれ手の届くものとなるが、残念ながら「センス」までは得られない。コンテンツが勝敗を左右するという、ある意味フェアな時代がすぐそこまでやってきている。

写真)ハリマ産業 工場内の作業風景
紙:株式会社利久 富嶽三十六景 NO.33 凱風快晴

TOPIC ふすま業界で話題のことの最新記事

>ハリマ産業株式会社

ハリマ産業株式会社

ハリマ産業株式会社は襖・障子・室内ドア(木製建具)の製造、販売、取付工事を行う会社です。新築向け、リフォーム向けの両方に対応しており、大手ハウスメーカー様や地域の畳店様など幅広い住宅関連業者様からご注文を頂いております。最低ご注文本数は「1本」ですが、張替や部材交換など既存建具のリフォームも承っております。 一襖屋として、日本が誇る住宅文化「和室」を後世に遺すお手伝いが出来ればと願っております。皆様からのご注文、心よりお待ちしております。※ハリマ産業株式会社は業者間取引のみを行う専門業者です。

CTR IMG