[長田製紙所] 越前和紙とアート

2015年4月25日(日)、青山にある福井県の公式アンテナショップ「ふくい南青山291」で3日間に渡り開催されていた「越前の花と工芸の展示販売会」に行ってきました。

このイベントは、陶器、ガラス、和紙、籐の作り手4グループの作品に、福井で生まれた文房流のお花、お茶をコラボレーションするというイベントでした。イベントに参加されていた和紙の会社「長田製紙所」の広報の方が、当社のTwitterアカウントのフォロワーになってくださっており、その流れでイベントを知りました。当社は営業のお知らせとしてしかTwitterを利用していなかったので、とても驚きましたが、嬉しい戸惑いでした。お誘い頂き有難うございました。

長田製紙所の長田様から直々に「紙」のお話を伺うことができ、大変良い刺激になりました。襖の会社である当社にとって「越前和紙」はとても馴染みあるものですが、その全てを知っているかと問われれば、正直あやしいとしか言いようがありません。和紙を扱う者としての知識不足を痛感することとなりましたが、同時に興味深い体験となりました。

長田製紙所さんのつくる和紙は技巧を凝らしたもので、工業用に大量生産されているものとはその質が違いました。アートと呼ぶべきでしょうか、とても印象的な柄がありました。

和紙はどう考えても日本文化ですが、インテリアとして見るとどこか北欧風にも感じられます。会話やお茶の邪魔にならない、居心地の良いデザインです。昨今の海外デザイナーが「和」を取り入れようと熱心に勉強されているようですが、それは似たものを感じたからなのかも知れません。

また、イベントでは文房流の煎茶の席が設けられており、とても香ばしい煎茶をご馳走になりました。その香ばしさは想像以上で、思わず「えっ?!」と声を上げてしまいました。

機会があれば是非もう一度味わいたい、そう思わせてくれる味でした。貴重な経験を有難うございました。