1回30分、全6回にわたる説明会でしたが、何処を見渡しても姿勢を崩さず熱心に企業の説明に耳を傾けている学生の姿に、こちらも背筋の伸びる思いでした。当社はこのような場に不慣れだということもあって、参加することにしたものの、学生の皆様に当社の仕事を分かりやすく伝えるような資料等の準備が不十分であったなと反省しております。学生の皆様からの質問に助けられる場面もあり、リクルート活動においての課題がみえてきた一日となりました。
建具製造・販売は専門業ですので、本来ならば理解を促す資料等あって然るべきなのですが、残念ながら業界全体でもそのようなものがありません。「建具」「和室」というものをインターネットで調べても、当社の仕事内容を推測するのは厳しいかも知れません。ただ、全く手がないというわけではありません。当社は襖(ふすま)を一から十まで全て自社で製造し、住宅の和室に取り付ける工事までを一貫して行える唯一の会社として、大手ハウスメーカーから定評を頂いていること等、断片的ではありますがHPにて紹介させて頂いております。就職活動においてHP研究というのはその会社を知る唯一の手掛かりと言えます。業界研究という言葉もありますが、それは我が国全体の総枠からその業界を見たものに過ぎず、一つの企業だけを見た時にその業界の常識とイコールになっていることは稀です。そういった総イメージとのギャップが企業の特色であり、企業が聞かれたがっていることです。学生の皆様には是非、「こんなことを聞いたらどう思われるだろう」という不安を乗り越えて、率直な質問をして頂ければと思います。特に中小企業というのは大企業がやらない繊細でマニアックな仕事をしています。裏を返せば、中小企業の仕事を知れば、大企業の仕事もイメージしやすくなるということです。当社でいえば、当社の仕事を知れば大手ハウスメーカーの仕事を知ることができます。就職活動を通して、この国の仕事の面白さを知って頂ければ幸いです。
また、千葉県の企業、そして千葉県の学生が会する就活イベントということで、当社にとっては地域との繋がりを強くしていこうという意識を高める良い機会となりました。
学生の皆様、ご参加頂き誠に有難うございました。
ご応募をお待ちしております。